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2022-02-22

二人の時間

▲オリジナルイラスト

2歳8か月の息子。
いつも機嫌のいい笑顔の可愛い陽気な息子。
まだまだ抱っこ抱っこな甘えん坊。
昨年末に意を決して「ママは胸を負傷した」とうそをつき、
難なく断乳に成功したもののいまだに治ったか気にしている。
まだあわよくば飲もうとしているのかもしれない。
眠るときは私の胸に手を当てたり、
「ぎゅっ」と言って抱きついてきたり、
今が一番可愛い時なのか?と思ってしまうくらい日々可愛い。

少し残念なのはそれを私ひとりが独占しているということ。

パパにも同じことをしてほしいな。
じいじ、ばあばにも抱きついてほしいな。
人見知りしないでみんなに笑ってほしいな。
そう思う一方で独占してしまっている幸せを
ひそかに噛みしめていたりして。
いや、どちらも嬉しいな。

介護をしていた祖父が亡くなって、
私が今も後悔しているひとつのことがあって。
寝たきりの状態であんなに体をかゆがっていたのに、
「はいはい」と言って適当に薬をさっと塗ってしまっていた日々のこと。
もっと気が済むまでさすってあげればよかった。
5年以上経った今でも心がズキンと痛む私の後悔。

息子は軽いアトピーで、
毎日体をかゆがり、爪でひっかいてしまったり辛そうなのですが、
かゆがってぐずる息子に根気強く薬を塗れるのは、
あの時の後悔があるからかなと思った。
祖父が私の後悔を失くすために仕組んだのかと思うほど。
息子に薬を塗るときはいつも、
あの時の祖父を思い出して塗ってる。

そんな体かゆがりで、
極端な偏食で、
毎日陣痛のように排便を全力で我慢する息子は、
春から幼稚園(満三歳児クラス)に通えるのだろうか…。
不安しかない…。
けれど、彼の可能性を伸ばさなくては!
私と家にこもりきりの生活はなんだかもったいない。
私に似ていなくて(そこは心底ほっとしている)、
活発で体を動かすのも好きみたいだし。
嬉しさと不安が激しく入り乱れる今日この頃で、
私の精神状態もパンク寸前。

一日中一緒にいれることなんて、
もう一生ないんだと思うと泣きそうになるけれど、
今は精いっぱい息子に愛情をそそいでいこう。
おむつを替えさせてくれなかったりして、
正直イライラしてしまうこともあって。
でもそれを察して笑顔で「オムツかえる」と言ってきてくれて。
私子供みたいだ。気を使わせてさ。
この前なんて、爪を切らせてくれずずっとふざけている息子に疲れて、
「もうやだ!もう一緒にいたくないし一緒に遊びたくない!」と言ってしまった。
その途端さっきまで笑っていた息子が私のひざにつっぷして泣いてしまったとき。
なんてひどいことを言ったのだろうと私も泣き、
必死にあやまって「本当は大好きなんだよ。」と自分勝手なこと言って
ぎゅっと抱っこしたっけ…。
それから息子はけろっとしてたけど、
言った方がずっと心に穴が開いちゃって…。
なにやってんだろ…親なのに…と反省する毎日だけど。
本当に泣き顔も可愛い愛しい息子に、
私の愛が伝わっていますようにと祈らずにはいられない。

さてと早く可愛い寝顔に会いに行きたいと思います!
おやすみなさい。

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